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もう梅雨は明けたけど、この間の大雨の時の話。


凄いどしゃ降りで、近くに川には大量の雨水が流れ込んた。
その川幅は狭く、土手の両側と川底の両端がコンクリートで舗装されている。
その昔、私が小学生の頃に「鉄砲水がきて、釣りをしようと川に下りた
○○小学校の○年生の男の子が流された。」と言うようなことをよく聞いた。
今ではその舗装のおかげか、そんな話はまったく耳にしなくなった。

どしゃ降りの雨があがった翌日。
駅に向かう途中で、何気なくその川を見てみると
まだ水嵩の多い川に亀が居た。
こんな住宅地で、車もどんどん通り、川もゴミがたくさん落ちている。
そこに亀が居た事が、なんだか嬉しかった。
帰りに期待しながら川をみると、亀が川底のコンクリートを歩いていた。

翌日そこを通ると、二匹の亀の挟まれてコサギが立ち往生。
亀にびびっているとは到底思えないが、なんだかコミカルでしばらく眺めてしまった。

それから数日後、また川の傍を通ったとき。
川の傍を通る時、自然と川を見る癖がついてしまっていて、
その日も何気なく川を見た。
犬と見間違える程の大きさの猫が同じくコンクリートの上で寝ていた。
あんなとこに猫も下りるんだなと思って、しばらく眺めていたが
一向に動かない。


まだ動かない。

猫は死んでいた。


誰かが「生態系」とか「食物連鎖」とか言っていて
あれが自然の姿だって事らしい。
それから又数日後、猫の事は忘れてはいなかったが
特に腐っていく姿を見たくは無かったので、川は見ないように歩いていた。

数メートル向こうに、川を自転車にまたがったまま凝視する男子高校生。
私が横を通る時、その男の子越しに猫を見ると
黒く変色した部分と、あの日のままの部分が入り混じり
傍には一羽のカラスが。そして、男の子。

彼は一瞬こちらをちらっと見たが、私が通りすぎると
また猫の方に顔を向けた。

それ以来、まだ川の傍を通っていない。
あの猫はどうなったんだろう。


川って色々なモノが集まってくる。
生命が生まれ、消え。人も集う。
水の傍で文明が発達するのも、まさにその通り。
今は水の傍にこだわらなくても生きていけるけど、
でもやっぱり水辺に集う。



( 2005.07.21 ) ( われおもふ ) ( COMMENT:0 ) ( TRACKBACK:0 )
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